弁護士の山田雄太です。
本業の法律に関することを書かなきゃいけない、という縛りがなくなると、だいぶブログの更新がし易くなりました。
かといって、本業の法律の話を書かないと、それはそれで問題なので、法律の話もできるだけ多く更新するようにします。
さて、今日は「稼ぐ力」について、僕なりに考えていることを書きます。
「稼ぐ力」。食べていくには絶対に不可欠な力ですよね。
じゃあ、「稼ぐ力」ってどういう力なんでしょう。
目次
1 プレイヤー(典型的なのは資格に関わる仕事、多くは労働者)としての稼ぐ力
2 商品を自分で作って売る人(商売人、多くは経営者)としての稼ぐ力
では本編です。
僕は、大きく二つの方向の「稼ぐ力」があると思います。
1つは、プレイヤー(典型的なのは資格に関わる仕事、多くは労働者)としての稼ぐ力、
もう1つは、商品を自分で作って売る人(商売人、多くは経営者)としての稼ぐ力だと思います。
この二つは、伸ばすべき力が違うと思うんですよね。
そもそも、人は、何に対してお金を使うんでしょうか。
何でもよいですが、「価値」がある(と感じる)ものに対してお金を使うんだと思います。
商品であれ、サービスであれ、お金を出す「価値」を感じると、お金を使うと。
そうすると、乱暴な言い方をすれば、その「価値」が高ければ、高いほど、「稼ぐ力」は高まるのだと思います。
1 プレイヤー(典型的なのは資格に関わる仕事、多くは労働者)としての稼ぐ力
・プレイヤーにとっての「価値」は何によって決まるか。
自らの技術、能力、専門性、スキルの高さによって、「価値」が決まると言えるでしょう。
それは、まさに、手に職じゃないけど、「クレーン車を扱えます」とか、「保険商品を売る資格あります」とか、
その「人」ができること、できる内容の難易度、希少性によって、その人の持つ「価値」が決まっていくと思います。
弁護士も、プレイヤーとしての、自らの能力、専門性を高めて、自らの「価値」を高める方向の職業でしょうか。
もちろん、司法試験に合格して、「資格」を得ることも第一ですが、弁護士になってからも、自らの専門性を高めて、
「この人に任せればなんとかしてくれそうだ」、という風に思ってもらえるような「価値」をつくっていくことが必要になると思います。
では、プレイヤーとしての「価値」を高めるためにはどうすればよいか。
自らできる技術のレベルを上げて、あるいは勉強して資格をとって、あるいは留学をしてMBAを取ったりして、できることの難易度、必要性、希少性を高めていくことになるのだと思います。
自らのできる技術、能力が高まれば、高まるほど、その技術、能力を求めて、人はお金を出すことになるでしょう。
あるいは、労働者であれば、自身の持つ技術、能力が高まれば高まるほど、給与(報酬)が高くなることになるでしょう。
転職市場とかを見ると、仕事によって提示されている報酬に差があるのは、求められている能力、技術に差があるからなのです。
医師は、自身の資格(の希少性)、技術、能力を高めた典型かもしれません。
つまり、プレイヤーとしての「価値」を高めることを目指すのであれば、自分自身に投資をするという手段をとることが多くなるでしょうか。
2 商品を自分で作って売る人(商売人、多くは経営者)としての稼ぐ力
・では、商売人にとっての「価値」とは何か
これは、ダイレクトに商品の価値です。
商品というと、見える「物」に限定されそうですが、
提供するサービス、機会、経験、ノウハウとかも商品に含まれるでしょうか。
商売人にとっては、提供する商品の価値を高めるのが全てです。
提供する商品の価値が高ければ、人は買ってくれます。
そのため、商売人は商品の価値を高めるために、頭を悩ませて、あの手この手を使うのだと思います。
例えば、不動産を賃貸する時、
不動産を借りようかと思う人は、貸している人の能力、技術なんてものには興味はありません。だから、貸し手が宅建の資格を持っていようが関係はありません。
興味があるのは、部屋の中が綺麗か、2階以上か、バストイレ別か、音を通さない構造か、そして、安いか、
そのあたりでしょうか。
そのため、商売人は、もちろん、提供する商品の価値を高めるために、自らの技術を磨くことは、当然必要でしょうが、
第一目標は、自ら提供する商品の価値を高めて売ることにあると思います。
「稼ぐ力」を高めるために、
プレイヤーと商売人のどちらを目指すかは、その人の選択次第だと思います。
多くの人は、労働者として生きているので、プレイヤーとして、自らのスキルを高めることを目指すのかもしれないですし、
労働者として生きるのは、自分には合わないと思うのであれば、
もちろん、自らのスキルを高めて、個人として売っていく方法もあるし、
あるいは、何かしらの商品を作り、その価値を高めて、売って生きていくという方法もあると思います。
自分が何をしたいのか、あるいは、どういう生き方をしたいのか、ということによって、取るべき選択は様々だとは思います。
僕は、弁護士としての「価値」を高めて、依頼者の方のために少しでも力になれるように、自らの専門性、技術、能力を高めていきたいと思っています。
皆さんはいかがですか。
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